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#136ばんがいち2006年6月号
written by 華戸小葉子

水中、それは苦しい(バンド名)の「顔にやさしく」パンク?だがギター&ドラム&バイオリン。グループ魂にライバル登場か!?
【人生 ナゴムコレクション】人生
1. 人生のテーマ
2. カランコロンの唄
3. 幻のホームラン王
4. オールナイトロング
5. バカッツラ ファンク
6. 男の中の男
7. オールナイトロング(おやすみヴァージョン)
8. ベネズエラの赤い星
9. 幻のホームラン王~遥かなる故郷
10. 世界あの店この店
11. 恐怖カメレオン人間
12. kiss×3
13. Punks not dead (殺人)
14. おさびし山
15. P-Two (いかすぜ彼女)
16. エビなげハイジャンプ
17. 砂漠
18. おやじの詩
19. 俺のからだの筋肉はどれをとっても機械だぜ
20. ルンバ de オババ
21. 俺が畳だ!殿様だ!
22. 痛えよ
23. 悪者賛歌
24. We are the 明大前(live)
25. エビなげハイジャンプ(live)
26. 嫌、やめてよ
27. 愛を込めてもっともっと

total time 57'21"

 電気グルーヴ石野卓球が高2で結成したのが人生(その後ピエール瀧も参加)。80年代らしいチープながらクオリティの高いサウンドとところどころ垣間見えるメロディメイカーの才能…でも下ネタなんだよなあ。卓球自身中ジャケで語っている(流石に今となっては一寸恥ずかしいらしい)。(4)がタワレコのフロアで大音量でかかっていた時は、帰ろうかと思いましたものマジで。他の曲もタイトルとは無関係のものが多い。いやむしろ歌詞カードに載ってない部分が良い。(24)のコーラスとか。ゴーバンズを毒たっぷりにカヴァーしている(27)も聴きもの。しかし彼らにしてもカーネーションにしても、当時はちゃんとナゴムっぽかったんだなあ。裏ジャケの瀧(細い!)は相変わらず着ぐるみだけど。あとバンド編成の楽曲が意外といい感じ。卓球@バンド、もっと聴いてみたい。
スリーディーシステム  DDCH-2513 \2730 2006/3/23
【Pimp of The Year】SOIL&"PIMP"SESSIONS

1. Loud Lovesong
2. Mad Gemma
3.Back to Next to(ニュー・ヴァージョン)
4. No Hidden Place
5. Song They Never Play on the Turntable
6.I Will Rock Paris(ニュー・ヴァージョン)
7.Classic Death Metal(ニュー・ヴァージョン)
8. Fly(or Fly)(ニュー・ヴァージョン)
9. She’s Got It
10. Noise Talkin
11. Looks Like Chloe Sevingy(ニュー・ヴァージョン)

total time 32'42"

 PIMPは去年1st.アルバムを出したばかりな訳だが、その後あの!ジャイルス、ピーターソン(英国の超有名DJ)に見出され、欧州ツアーを成功させる。日本でも放映された。そんなこんなでこの度の2nd.、ヨーロッパにどっぷりつかったかといえば全然そんな事はない、いつものPIMPだ。ジャンル的にはインスト・ジャズ、だが客は踊りに来ている。男臭さ汗臭さがウリか。((4)はTBS『格闘王』タイアップ)。ま、家で聴く分には怖くありませんから。咬まないし。でもやっぱライヴで見て欲しいんだよなあ、パフォーマンスも含めて。今1st.時の本頁を見たら社長(注・メンバー名)の肩書きが変わってた。今はアジテーター。あんたはクリーンヘッドギムラか(髪あるけど)。今作はアジ少なめ。もっと吠えて欲しいなあ。変化の時?
エスカレーターレコーズ ESCD060 \2500 2006/8/9
【TALKIN’AND LOUD】 HARVARD

1. ヒット曲がきこえる
2. 恋の片道切符
3. タッチ・ミー
4. きみのとりこ
5. さよなら、ルビー・チューズデイ
6. ダウンタウン
7. 青い鳥
8. Be My Baby
9. 青年は荒野をめざす
10. エミリーはプレイガール

total time 33'15"

 前作から1年とあけず、ニューアルバムの登場。ゆったり活動しているイメージのあるエスカレーター・ファミリーの中では異例だ。ハーバードはふたり組なのだが、サポート入れてバンドっぽくやったり、自分達のスタジオが出来たりと早く聴いて欲しくて仕方ない時期なのだろうか。そしてまた、ステキな一言「インディーズで表現してる以上求めるのはセールスでもお金でもなく、何かを感じてもらえる事」確かに英語で歌っている限り、日本人にストレートなメッセージは伝わらないんだよね。でも、もっとスカした奴等だと思ってた、マジメなのねごめん。「何か」はきっちりもらったけど、言葉にはしないでおく。聴いてのお楽しみ。しかし、11曲中新曲6曲ってのは少し淋しいなあ。次回はゆっくりでいいから新しい奴で!
ロッカールーム PCCA-02218 \3150 2006/1/18
【Country Map】 オーノキヨフミ

1.新宿西口摩天楼
2. 思い出にもならなそうな日
3. ジュークBOX
4. 優等生
5. 君のこと
6. 青いストリートが呼んでいる
7. 空にお月様
8. 100マイル
9. 寝過ごして御徒町
10. シュテラ
11. デイドリーム
12. ドラゴンフライ

total time 49'58"

 ある夜、水曜どうでしょうを観ようとTVをつけたらオーノキヨフミの特番だった。まあこれも何かの縁だ。北海道出身、東京在住、でも何故かTV神奈川(現TVK)に愛される男、オーノ。人気番組SAKUSAKUのエンディングを何度も担当している。タイトルはカントリーマップ(曲調は無論カントリーではない)、歌詞に新宿西口や御徒町(渋)が出てくるので、カントリーとは東京の事らしい。ジャケ写によるとそこをろばで行く。馬ではなくろば。サウンド的には疾走感のあるギターフレーズがあったり、きっと焦りや戸惑いを感じてる27才男子なんだろうけど、なんかろばが似合う。バンドもやったがどうも合わず、宅録でデビューしたという、ある意味今の若者の代表キャラかも知れない。人間好きな物のためなら、ひきこもっていられないんだよ(彼はひきこもりじゃないが)。
ビクターエンタテインメント   VICL-61868 \2940 2006/3/8
【LE PETITE-ANGE DU COLLETTE】 COLLETTE
1. MEMPHIS
2. B.M.D
3. BENDED SONG
4. THE LOVE SONG THAT NEVER SUNG
5. DAYBREAK
6. DIXIE SOUNDCRASH

total time 24'04"

 口笛からはじまるアルバム。なんだかほのぼのだ。ミディアムテンポでお送りするコレットのプティアンジェ、ちゃんとお洒落カフェでも流せる仕様になっております。小堺彰夫と高見亮一によるユニット、デビューは何と98年。キャリアあるのね。少なくとも今回に関してはダンスミュージックというよりはリスニング用、でも時々野性が牙をむきそう(むくとこまでいかない)。ヒップホップもハウスもジャズもスカもレゲエもクラシックも通ってきたそうで、行きついた所がこの心地良いテンポなのだろう。あったかくなったし花粉もそろそろ終わりだし、外で聴くのも良いかも(散歩のお供に)。アルバムタイトルが90年代っぽい気もしますが、内容はそんな事ないので安心してお召し上がり下さい。お値段もひかえめ。
SECOND ROYAL RECORDS SRCD-011 \1500 2006/3/2


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